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「介護なんて絶対無理!」だったのに、今はやりがいを感じる日々。亡き母の言葉を胸に新たなキャリアを築き始めた女性の決意

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初任者研修から踏み出した一歩

「みんなの介護転職ストーリー」、今回の主役は山岡梨恵さんです。20年間工場に勤務されていましたが、転勤の打診をきっかけに転職されました。「いずれは介護の資格を取るように」とのお母様の言葉もあり、初任者研修の資格を取得。実姉と同じ病院の看護助手として再スタートを切りました。職場の先輩方のフォローを受けながら患者さんからの「ありがとう」にやりがいを感じる日々です。

山岡 梨恵さん(44歳)

2023年6月~7月 介護職員初任者研修(短期コース)/枚方校
2023年7月 病院の看護助手として就職

記事の監修者:藤井寿和(介護福祉士)

母が「天職」と語った介護職へ

藤井:まずはこれまでのお仕事と、介護への転職のきっかけについて教えてください。

山岡さん: 乾電池の製造や電気自動車の車載バッテリーなどに関わる工場で20年間勤務してきました。あるとき転勤の話が来て、自宅から遠くなってしまうのがネックだったので転職を考え始めました。もともと転職するなら介護が良いかなと考えていたのでネットで検索し、カイゴジョブアカデミーが出てきたので登録したのが最初です。

藤井:もともと介護に興味があったんですね。

山岡さん: はい、高齢化社会ということもあるし、母も介護の仕事をしていて「天職だ!」と言うほどでした。私にも「いずれはヘルパーの仕事やってみたら?」と言っていたし、姉も病院の看護助手として働いているので私もいずれは、と思ってました。

藤井:お母さまも介護の仕事をされていたんですね。

山岡さん: もう亡くなりましたが、とても楽しそうに仕事をしていました。当時の私は「老人介護なんて絶対無理!」と思ってたんですけどね。母は職業訓練がきっかけでヘルパーの資格を取ったんですが、訪問介護で利用者さんのお手伝いしてこんなにも喜んでもらえるんだと、とてもやりがいがあったようです。色々な利用者さんに感謝され、誰かのためになっているのを実感できる素晴らしい職業だと感じていたのだろうと思います。

藤井:介護に転職することについて、周りの方の反応はどうでしたか?

山岡さん: 身内は応援してくれましたが、職場の方々は介護を知らない方が多かったのか「そんな大変な仕事によく飛び込むね」と言われましたね。

藤井:介護職への転職をするにあたって、資格についてはどう考えていましたか?

山岡さん: 何も知識がないまま仕事をするよりも、まず勉強して資格を取ってから仕事をしたいと思いました。初任者研修でボディメカニクスを教えてもらったことで、患者さんの入浴介助や、ベッドからストレッチャーへの移乗などでも腰を痛めることなくやれるので、結果的に良かったと思います。

藤井:介護の資格が取れる学校はいくつかありますが、カイゴジョブアカデミーに決めた理由はありますか?

山岡さん: 退職するにあたって1ヶ月くらい有休が残っていたので、その期間に資格が取れるところを探したんです。それでカイゴジョブアカデミーの短期集中コースの日程がピッタリ合っていたのと、他の学校にはない特待生キャンペーンを知り、無料で資格が取れて就業までサポートしてもらえるのは良いなと迷わず登録しました。

介護現場の実体験を交えた授業

藤井:初任者研修の授業で印象に残っていることや学んで良かったことはありますか?

山岡さん: いろんな講師の方がいて、実体験のエピソードなどたくさん話が聞けたのが良かったです。特に印象的だったのは「1か所で働いて無理だと感じると介護職を辞めてしまう人も多いけど、諦めずに場所を変えて仕事をしてみることをお勧めします」と話してくれたことですね。介護といってもいろんな介護があることがわかったので、とても心に残っています。

藤井:クラスの雰囲気などはどうでしたか?

山岡さん: クラスメートは17人くらいで、年齢も様々でした。短い期間でしたが卒業してからも連絡を取り合っている人もいますので、いい出会いをいただいたなと思います。

藤井:お母さまからのアドバイス通り、介護の資格を取ってみていかがでしょうか?

山岡さん: 良かったと思います。祖母の介護時期が重なったこともあり、おむつ交換とか、それまでは姉に教えてもらいながらやっていましたが、学校で教えてもらっていることを実践に活かせたので、タイミングも良かったです。

お祖母様と

藤井:介護の就業先を探すにあたってのポイントは何かありましたか?

山岡さん: できれば近場の病院が希望でした。たまたま入院したことのある病院から求人が出ていたので、そちらを受けました。

藤井:高齢者施設ではなく病院を選ばれた理由はなんでしょうか?

山岡さん: もともと姉が病院の看護助手で勤務を始めていたのが一番影響が大きかったですね。自分の中では、資格を取ったら介護施設や訪問介護で働くものだと思っていましたが、医療従事者ではないけれど医療現場で介護ができるということが病院を選んだ理由です。

藤井:転職活動にキャリアパートナーが付いたことで良かった点はありましたか?

山岡さん: 担当のキャリアパートナーさんが初任者研修の授業に集中できるようにと段取り良く手配してくださったのがとても助かりました。学校が始まる前に面接の手配と内定までもらえましたので、あとは勉強するだけの状態になってゆとりが持てました。
「不安に思っていることや相談しにくいこと、何でも言ってくださいね」と言われていたので、1か月間みっちり連絡を取らせてもらい、寄り添ってサポートしてもらえたこともとても励みになりました。一人で転職活動していたら、きっともっと不安が強くて気持ち的にもだいぶ違ってたと思います。全くわからない介護の世界のことを色々教えていただけたことで為になりましたし、アドバイスは心強かったですね。

藤井:病院の看護助手としてのお仕事はいかがですか?

山岡さん: 看護師さんの大変さもよくわかりましたし、看護助手としてできることを探りながら、どういうふうにしたらいいのかがやっとわかり始めた状況です。

藤井:具体的にはどんなお仕事をされるんですか?

山岡さん: 日勤だと、食事の下膳と食事介助から始まり、おむつ交換。あとは曜日ごとに変わりますが、お風呂介助などスケジュールが決まっています。高齢の方が多く寝たきりで食事介助の必要な方は多いですね。入社後1カ月間は、本当に仕事を覚えるのに必死でした。ありがたいことに職場の先輩が熱心に仕事を教えてくれて、困ったことがあったら相談してきてねとフォローもしていただけている環境です。夜勤も入社して3週間目くらいで始まりましたが、周りのフォローのおかげで乗り切れました。

ある日の仕事内容
ある日の仕事内容

藤井:確か工場勤務のときも夜勤があったんですよね?

山岡さん: ありました。工場は夜勤が連続するんですが病院だと1日なので体力的にはこちらの方が楽に感じました。なので夜勤には抵抗なく入れましたね。

藤井:20年間の工場勤務の経験が今のお仕事に活きていることはありますか?

山岡さん: 間違いなく「報連相」ですね。介護でも、絶対に大事だとつくづく感じています。交代勤務なので、患者さんの情報を「申し送りノート」というものに書くんです。例えば、おむつ交換のときに横を向くと拍子におしっこをしてしまう方がいたりすると、「横を向くと漏らす方」という細かい情報を共有しておくことで事前に対応できてシーツ交換をしなくて済む。それは「患者さんにとっても良いし、私たちにとっても仕事が増えなくて済むということだからね」と先輩に教えられ、改めて報連相の大切さを実感しているところです。

藤井:収入的な面で、変わったことはありますか?

山岡さん: 工場では準社員という位置づけだったので、ボーナスも寸志という形でいただいていました。介護に転職して一時的に年収は下がりますが、賞与はいただけるということと、今後資格を取ってキャリアアップをしていけば収入は上がっていくので将来性はあると思っています。

ある1週間のスケジュール
ある1週間のスケジュール

学校に「介護」の授業があってもいい

藤井:病院勤務で嬉しかったことや、やりがいを感じることはありますか?

山岡さん: 患者さんの食事介助のときに「ひとりで食べると残してしまうけど山岡さんに食べさせてもらったから全部食べられた」という言葉をいただくと、嬉しいですしとてもやりがいを感じますね。

藤井:それは嬉しい言葉ですね。もし介護に挑戦してみたいという方がいたら、どうアドバイスしますか?

山岡さん: もし転職で悩んでいる方がいるのなら、介護の仕事の需要はたくさんあるのでやってみたらどうかと勧めます。私も小さい子がいる方から相談されたことがありますが、介護現場には子どもが小さくても働いている人が多いし、働き方も色々あるから相談してみたらいいんじゃないかなと。介護の仕事は将来性もあると思うので、資格だけでも取っておくと良いと思います。

藤井:最後に読者のみなさまへメッセージをお願いします。

山岡さん: AI化が進んできて、人でなくてもできる仕事が増えてきている中、介護職がロボットだけでできるかというと、私はそうではないと考えます。海外から介護の仕事に来ている人がいるという話を聞くと、それだけ日本では人気のない仕事なのかな、そのうち自分たちも海外の方に介護のお世話をしてもらうのかなと。介護は誰でもいつかは必ず必要とすることなので、学校の授業で教えてもいいくらい大事なことです。介護に携わる方がこれからもっともっと増えていけば良いなと思います。

インタビューを終えて

質問にとてもわかりやすく明確にお話してくださった山岡さん。親しみやすい雰囲気が印象的でした。山岡さんも話していたように、介護職の将来性という部分では超高齢社会の進む中、介護人材の価値は高く求められています。年齢や性別に関わらずキャリアを形成できることも魅力のひとつですね。

構成、執筆:岩本亜矢子


「みんなの介護転職ストーリー」でご紹介している方々は、無資格・未経験から介護業界に挑戦したカイゴジョブアカデミーの卒業生です。皆さんが活用された「特待生キャンペーン」なら、自己負担なしで「介護職員初任者研修」の資格を取得でき、さらに介護職専門のキャリアアドバイザーによる就職先の紹介も受けられます。資格が1つあるだけで、給与や待遇がアップし、就職・転職時にも大変有利です。下記リンクからそれぞれ詳しく説明していますので、ぜひ参考にしてみてください。

>>自己負担なしで介護職員初任者研修を取得できる!「特待生キャンペーン」についてもっと見る

>>介護の最初の資格といえばコレ!「介護職員初任者研修」についてもっと見る

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