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「人を助ける仕事がしたい」その一心で介護職に挑戦!“ホクホクした気持ち”になれる介護職は、やりがいと達成感に満ちている

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初任者研修から踏み出した一歩

「みんなの介護転職ストーリー」、今回の主役はY.Nさんです。2023年の3月に高校を卒業し、総合病院の看護助手として4月から勤務を始められています。人を助ける仕事がしたくて介護職を選んだとのこと。19歳と若いY.Nさんがなぜ介護職を選んだのか、初任者研修を取得し今後どういうキャリア形成を考えているのか、お話を伺いました。

Y.Nさん(19歳)

2023年3月~6月 介護職員初任者研修/天王寺校
2023年4月 総合病院の看護助手として就職

記事の監修者:藤井寿和(介護福祉士)

人を助ける仕事がしたくて新卒で介護業界へ

藤井:Y.Nさんは人を助ける仕事がしたくて介護職を選択されたそうですが、どんなきっかけからですか?

Y.Nさん: 中学1年生のときに、事故にあって両足骨折と内臓破裂の大怪我を負い、半年くらい入院したことがあるんです。そのときにお世話になった医療職の方の影響があると思います。あと母が看護師でがんばっている姿をずっと見てきたこともあります。姉も看護師になりましたし、それで僕もこの道を選んだ感じです。ただ母と姉からは「医療職は向いてないからやめておけ」って言われてたんですよ。

藤井:向いていないと言われた理由はなんでしょう?

Y.Nさん: めちゃくちゃストレスがかかるし、命を預かる仕事ならではの綿密な細かさや器用さが必要だと。僕にはそれがまったくないし、薬液の量を1グラムでも間違えたら大変なことになりますよね。そういう点で自分には向いてない自覚はありました。

藤井:それで別の業界に目を向けられたんですね。

Y.Nさん: はい。医療系だと勉強面や費用面でも厳しいと感じていましたが、普通の企業に就職するよりかは介護士になろうと思いました。

藤井:そうだったんですね。当時、介護職に対してどんなイメージをお持ちでしたか?

Y.Nさん: 正直にいうと、しんどいし給料は安いし、排泄物の処理など汚いこともしなければいけないつらい仕事というイメージでした。

藤井:介護業界に就職したことについて周囲の反応はいかがですか?

Y.Nさん: 「ぽいね~」ってけっこう言われましたね(笑)。向いてるよ、などの言葉も多かったです。基本的におおらかと言われることが多いので、だからですかね。笑顔も長所だと言われます。

初任者研修の学びを実践してみる日々

藤井:介護職になろうと決めてから、最初に何をしましたか?

Y.Nさん: 学校に介護職に関する情報が何もなかったので、自分でスマホで調べてカイゴジョブアカデミーを見つけて申し込みました。すぐ電話が来て、何もわからない自分に特待生キャンペーンのことなどとても親切にわかりやすく案内をしてくださって。こんなに親切にしてくれるならここにしよう!と思ってすぐに決めました。担当してくれたキャリアパートナーの田中さんの存在も大きかったです。

藤井:キャリアパートナーとはどんなやり取りをされたんですか?

Y.Nさん: 本当に色んなことを相談させていただいたのですが、質問への返信は早いしアドバイスも的確だしめちゃくちゃ親身になっていただきました。給料が安いといっても資格を取れば給料も上がることを教えていただきました。面接もすごく不安だったんですが、電話で練習をしてくれたり、履歴書の書き方のアドバイスをもらったり、本当に助けていただきました。

藤井:高校を卒業した3月から6月まで初任者研修の受講、併行して4月には総合病院で看護助手として仕事を始められましたが、お忙しい日々だったんじゃないでしょうか?

Y.Nさん: 休みがほとんどなかったので、ちょっとしんどかったです(笑)。4週7休制(4週間のうち7日の休日がある)なので、6日間勤務したら次の休みは学校のときもありましたね。でも、クラスはいつも和気あいあいとした雰囲気で、楽しかったです。講師も色んな人がいて、自分の実体験を話してくれてとても刺激を受けました。

日常生活

藤井:印象に残っている講義はありますか?

Y.Nさん: 介護現場に入る前の心構えとしてこういう現状もあることを知っておいた方が良いからと、現実を包み隠さず教えてくれた講師の方がいました。「死は案外身近にある」という話が記憶に残っています。概念としては理解していたつもりでしたが、実体験を聞くと改めて命を預かっている仕事であることを意識し、その自覚をもって仕事をしたいと考えるようになりました。

藤井:受講したことで、お仕事に活かせているなと感じるものはありますか?

Y.Nさん: 寝ている人の動かし方とか、ボディメカニクスの技術は今とても役に立っています。車いすからベッドへの移乗は毎日ありますからね。

長所の笑顔が介護に活きている

藤井:看護助手として就職して4ヶ月経ちますが、具体的なお仕事内容を教えてください。

Y.Nさん: 入院患者さんのお世話が主な仕事で、看護師の資格がなくてもできる業務全般です。薬を薬局から運んできたり患者さんを検査に連れて行ったりもしますし、シーツ交換や病室の掃除、おむつ交換もします。患者さんは10歳以下から100歳を超えている方まで様々です。

仕事内容

藤井:Y.Nさんは高校時代に牛丼屋さんでアルバイトをされていたそうですが、その経験は役立っていますか?

Y.Nさん: 役立っていると感じます。アルバイトするまでは、自分に自信がもてなくて人とコミュニケーションを取るのが苦手だったんですが、バイト中にお客様に「笑顔がいいね」と言ってもらえて、自分の長所を見つけることができました。今も毎朝患者さんにお茶を出す時などその時の経験が活きてるなと感じます。

藤井:Y.Nさんは笑顔が本当に素敵だと思います。今回初任者研修を取得されたことで、お仕事に何か変化はありましたか?

Y.Nさん: 何も知識がない状態でやるよりはしっかりサービス提供できていると思います。ただ患者さんはそれぞれ状態が違うので、何よりも実践が一番だと思います。受講したことで多少の自信はつきましたが、初めての患者さんを目の前にしたときは、まだ怖い気持ちのほうが大きいです。

藤井:お仕事していてどんなことにやりがいや喜びを感じますか?

Y.Nさん: 一番感じるのは、短期間のお付き合いなのに退院されるときに名指しでお礼の言葉をもらえたときですね。やってよかったな、とホクホクした気持ちになります。

藤井:素晴らしいですね。今後のキャリアについては、どう考えていますか?

Y.Nさん: まずは来年実務者研修を受けて、介護福祉士までは取ろうかなと。あと講師の方から入浴だけを目的にしたデイサービスがあると聞いて興味を持っています。入浴介助が好きで全く苦にならないんですよ。患者さんと向き合える時間だし、さっぱりと気持ちよさそうにされているのを見ると嬉しくなるんですよね。

藤井:最後に、介護職を検討されている方に向けてメッセージをお願いします。

Y.Nさん: 慣れるまではしんどい仕事だし、足腰に来ると思います。でも体はすぐに慣れます。人を助ける仕事なので、他に比べるとやりがいはたくさんあると思うし、達成感というか、元気になって退院していく姿はとても良いなと思います。少しでもやってみたい気持ちがあるなら、ぜひチャレンジしてみてほしいです。

インタビューを終えて

穏やかな語り口と、ご自身の長所でもある素敵な笑顔の持ち主のY.Nさん。お話を聞きながら、思わずこちらまでほっこりしてしまいました。きっと患者さんや周囲の方も、Y.Nさんの笑顔に癒されているのではないでしょうか。介護の資格を取得しても病院というフィールドで働くこともできるのが魅力。そういった情報も得ながら、キャリアパートナーに相談して進めていくことも方法のひとつですね。

構成、執筆:秦 佐起代


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>>自己負担なしで介護職員初任者研修を取得できる!「特待生キャンペーン」についてもっと見る

>>介護の最初の資格といえばコレ!「介護職員初任者研修」についてもっと見る

この記事の監修者

藤井寿和


1978年 静岡県西伊豆生まれ。
18歳~24歳まで陸上自衛隊の救急隊員(衛生科)を経験し、 三宅島噴火に伴う災害派遣をきっかけに介護の仕事に転身。
医療法人で在宅医療に特化した介護を学び、介護施設の介護職員、生活相談員、管理者、事業部統括マネージャーに就任した後に、株式会社にて超都心型デイサービスの管理者を経験後、36歳で独立。
2015年に合同会社福祉クリエーションジャパンを設立。
介護福祉士現場コンサルタント、商品開発アドバイザー、講師業を経て、2017年、テレビ朝日の“スーパーJ チャンネル”にて自身への特集、密着取材が全国放映された経験から、介護業界の情報発信とスポットライトが当たる重要性に気づき、自主メディアの制作を志す。
介護専門誌のフリーペーパー発行人、編集長を歴任し、2021年9月にメディア事業へ注力する株式会社そーかいを設立し、代表取締役に就任、現在に至る。

・一般社団法人 日本アクティブコミュニティ協会 公認講師
・合同会社福祉クリエーションジャパン 代表
・株式会社そーかい 代表取締役
・ものがたりジャーナル 編集長
・NPO 16歳の仕事塾 社会人講師
・映画「ぬくもりの内側」プロモーションディレクター

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