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ネガティブだった介護のイメージが初任者研修でガラリと変化!営業職から訪問介護ヘルパーとして新たな道を踏み出した40代男性の思い

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初任者研修から踏み出した一歩

「みんなの介護転職ストーリー」、今回の主役は村部和男さんです。営業職から介護職へ転職するにあたり、ご家族から「必要とされている仕事だから頑張って!」と応援されたとのこと。初任者研修の資格を取得するために入校したカイゴジョブアカデミーで学ぶまでは、介護業界で働くことについてあまり良いイメージは持っていなかったと言います。しかしそれがガラッと変わったそうなのですが、なぜ、どんな風に変わったのか、また営業職の経験がどのように活かされているのかなどについてお話をお聞きしました。

村部 和男さん(41歳)

2023年5月~ 初任者研修(短期コース)/新宿校
2023年7月~ 訪問介護事業所に就職

記事の監修者:藤井寿和(介護福祉士)

介護は、高齢者の「人生」に携わる仕事

藤井:介護職に就く前は、どういうお仕事をされてきたのですか?

村部さん: これまでは営業が多かったです。BtoCの会社や通信機器メーカー、輸入食材の商社などです。直近では、建物の浴室などの防水工事を行う会社で働いていました。

藤井:そこから介護職を目指されたわけですが、きっかけはどのようなことだったんですか?

村部さん: 元々、介護には興味がありました。というのも私の弟が生まれつき障がいがあって、入院したり日常生活の訓練を受けたり、車いすでの生活も間近で見ていたんです。加えて、日本は超高齢化社会ですよね。介護の人材が足りていないことも知っていましたし、高齢者の人生の後半に関わる仕事という意味ではやりがいもあるし、人と関わることが好きなのでやってみたいと思いました。

藤井:それでカイゴジョブアカデミーを見つけられたんですね。

村部さん: ネットで検索してみたら、資格も取れるし就業先もお世話してもらえると知り、良いなと思いました。それに資格があったほうが転職に有利だろうというのも何となくわかっていましたし、少しでも給与面も良くなるのかなと。仕事をすでに退職していて時間もあったので、先に資格を取ろうと思いました。仕事と勉強の両立は大変だろうなとか、仕事に慣れるまでは休日はしっかり休もうと思ったのも先に資格を取った理由です。

介護のイメージをガラリと変えた、カイゴジョブアカデミーでの初任者研修

藤井:カイゴジョブアカデミーで初任者研修を受けられましたが、率直にいかがでしたか?

村部さん: 「介護の仕事は暗い」「働いている人は年齢が高めの人が多い」など聞いていたし、正直自分もそう思っていました。ところが実際教室に入ってみたら、20代の方もいたり一回り以上上の方もいたり、すでに介護現場で働いている人もいたりして、ものすごく幅広い人が学びに来ていたのが意外でした。現役介護職の受講生から現場の話を聞ける機会もたくさんあったので、イメージがガラリと変わりましたね。

藤井:いわゆる「3K」といったイメージをお持ちだったんですね。

村部さん: でも通ってみて若い方もたくさんいて活気があって、明るくて……。イメージとあまりに違うので驚きましたね。こういう方たちが働いているんだなと。

藤井:他になにか印象的だったことはありますか?

村部さん: 講師の方が介護のベテランばかりで、安心感をもって受講に臨むことができました。特に覚えているのが、女性の先生で40歳くらいのときに介護業界に入られたという経歴の方です。自分の年齢と同じ頃に入られたと聞いてこんなふうに活躍できるんだ、自分もこうなりたいなと思えました。

藤井:受講と就業先のご紹介と、カイゴジョブアカデミーのキャリアパートナーのフォローはどうでしたか?

村部さん: とても親身になっていただきました。介護業界のことは何もわからなかったので、介護の知識含めて、職種や施設の種類など詳しく教えていただきました。「実際訪問介護ってどうなんでしょうか」と相談したときも、やりがいがとてもあることや、初心者でもサポートしてくれるので大丈夫ですよという言葉をいただけて。勇気づけられましたし、それで一歩踏み出せたところもあります。

一人ひとりに合った介護を提供したい。その思いで選んだ訪問介護

藤井:村部さんは今回訪問介護ヘルパーとしてお仕事を始められているわけですが、なぜ訪問介護を選ばれたのでしょう?

村部さん: 実際はけっこう悩んで決めたんですが、一人に特化した介護ができる点や、一人で仕事をするので介護技術が身につく点で良いなと。また、福祉業界は人間関係が複雑になりやすいのも何となく知っていたので、外出が多い訪問介護であれば、人間関係の悩みも少ないかなと思ったんです。

藤井:色々介護業界の情報を集められて、ご自分で決められたんですね。

村部さん: どこの業界でもあるとは思うんですが、ネットで福祉業界について調べた時に、人間関係で悩みやすいというのを目にしまして。それならあらかじめ回避できることはしておきたかった気持ちが大きいですね。

藤井:お仕事を始められてみていかがですか?

村部さん: おかげさまで、楽しくやらせていただいています。同僚2人もベテランではない方々なので初心者の気持ちを汲んで、私の質問にもとても親切にアドバイスしてくれて、とても助かっています。

藤井:入社後研修はありましたか?

村部さん: はい。ただ担当していた利用者様のほとんどが身体介護ではなく掃除や買い物などの生活支援を必要とする方が多かったため、最初から高い介護技術が求められるわけではなく入りやすかったですね。

藤井:村部さんはこれまで営業職が長かったですが、その経験はいま活かされていますか?

村部さん: めちゃくちゃ活かされていると思います。これまでの仕事で、初対面の人とも話せるコミュニケーション能力とか、自分を売り込むこと、どうやったら目の前の人を幸せに満足させられるのかを考えてやってきたので。営業は物が売れればいいわけではありません。会社のことやお客様のことも考える必要があって、そういうところは介護でも同じですよね。利用者様の自立支援を目指す上では、利用者様の言う通りに仕事をするのではなく、アセスメントシートに沿いながら「ノー」と言うところでははっきり言う。これも営業から学んだことでした。

藤井:初任者研修で学んだことで、お仕事に活かせていると思うことはありますか?

村部さん: 自立支援、安心安全、個人の尊厳を守るということ、この3つが大事だということを教えられました。そのうち、特に自立支援については詳しく教えてもらいましたし、自分でも深堀して考えて実践しています。安心安全を守る上では、声掛けは特に実践で意識してますね。「これからお風呂掃除やってきますね」とか「これからお掃除を始めますね」とか、統合失調症の方などは声掛けで安心していただくこともあるので、大事かなと思っています。

藤井:実際に働いてみて、介護に対してのイメージは変わりましたか?

村部さん: すっかり変わりました。現在担当している利用者さまはコミュニケーションが取りやすい方々ばかりなので、自分が行ったことに対して言葉にして喜んでいただけているのが楽しいですね。「暗い」イメージははさっぱりなくなりました。

介護業界でキャリアアップを目指していきたい

藤井:転職して、ライフスタイルに変化はありましたか?

村部さん: 大きく変わりました。一番良かったのは、仕事が終わるのが早いことですね。営業のときは残業もありましたし、通勤にも1時間はかかっていたので。今の事業所は通勤が徒歩5分で近所ですし、道もわかるのでやりやすいです。

藤井:今後のキャリアプランは、どうお考えですか?

村部さん: 自分はもっと成長していきたいと思っています。会社も支援してくれるので、10月からは実務者研修を受ける予定ですし、その後は介護福祉士も取りたいです。今の事業所の所長がケアマネジャー資格を持っていて、ケアマネも面白そうなので目指したいなという思いもあります。あと訪問介護を続けるならサービス提供責任者などもやってみたいですね。

藤井:介護は資格次第でキャリアアップできるお仕事ですからね。

村部さん: そうですね。資格を取ることで給与が増えたり、学ぶことで現場とは違う角度から知識が増えていくと思っているので、どんどん資格を取ってキャリアアップしていきたいですね。転職してみて人間関係も良かったですし、利用者さんにも喜ばれているのがやりがいに感じています。ご家族に感謝されたり、利用者さんからの感謝の言葉をいただけたりするととても嬉しいです。
カイゴジョブアカデミーに入校してから、スクールで一緒だった方、講師の方、アドバイザーの方、関わって携わってくれた全ての方々にお礼を言いたいと思います。福祉、介護のイメージは全く変わったので、感謝しかないです。

インタビューを終えて

介護職は、デメリットよりもメリットややりがいが多いとも言われています。未経験から始められることや、経歴や年齢に関係なくキャリアアップできること。村部さんのように、他業界からの転職者もたくさんいます。わからなくて不安に思っていることを相談できたり、時には、背中を押してくれるきっかけになったり。知識豊富なアドバイザーの存在は大きかったのではないでしょうか。始まったばかりの村部さん。今後のキャリアアップも応援しています!

構成、執筆:秦 佐起代


「みんなの介護転職ストーリー」でご紹介している方々は、無資格・未経験から介護業界に挑戦したカイゴジョブアカデミーの卒業生です。皆さんが活用された「特待生キャンペーン」なら、自己負担なしで「介護職員初任者研修」の資格を取得でき、さらに介護職専門のキャリアアドバイザーによる就職先の紹介も受けられます。資格が1つあるだけで、給与や待遇がアップし、就職・転職時にも大変有利です。下記リンクからそれぞれ詳しく説明していますので、ぜひ参考にしてみてください。

>>自己負担なしで介護職員初任者研修を取得できる!「特待生キャンペーン」についてもっと見る

>>介護の最初の資格といえばコレ!「介護職員初任者研修」についてもっと見る

この記事の監修者

藤井寿和


1978年 静岡県西伊豆生まれ。
18歳~24歳まで陸上自衛隊の救急隊員(衛生科)を経験し、 三宅島噴火に伴う災害派遣をきっかけに介護の仕事に転身。
医療法人で在宅医療に特化した介護を学び、介護施設の介護職員、生活相談員、管理者、事業部統括マネージャーに就任した後に、株式会社にて超都心型デイサービスの管理者を経験後、36歳で独立。
2015年に合同会社福祉クリエーションジャパンを設立。
介護福祉士現場コンサルタント、商品開発アドバイザー、講師業を経て、2017年、テレビ朝日の“スーパーJ チャンネル”にて自身への特集、密着取材が全国放映された経験から、介護業界の情報発信とスポットライトが当たる重要性に気づき、自主メディアの制作を志す。
介護専門誌のフリーペーパー発行人、編集長を歴任し、2021年9月にメディア事業へ注力する株式会社そーかいを設立し、代表取締役に就任、現在に至る。

・一般社団法人 日本アクティブコミュニティ協会 公認講師
・合同会社福祉クリエーションジャパン 代表
・株式会社そーかい 代表取締役
・ものがたりジャーナル 編集長
・NPO 16歳の仕事塾 社会人講師
・映画「ぬくもりの内側」プロモーションディレクター

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