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50代でも“正社員として”転職、通勤時間が短縮されしんどさも激減!30年以上の接客スキルを活かし、セカンドキャリアは介護にチャレンジ!

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初任者研修から踏み出した一歩

「みんなの介護転職ストーリー」、今回の主役はS.Yさんです。33年間、百貨店の販売員として勤務し、早期退職して初任者研修を取得し介護業界へ転職しました。百貨店時代に培った観察力やコミュニケーション技術が介護にも役立っているとお話くださいました。50代のS.Yさんが転職するにあたって、他の業界では正社員の求人がなかなか見つからない中、介護職ではすぐに正社員として採用されたのも魅力的だったそうです。介護も対人サービス業のひとつ。百貨店勤務と介護の共通点をうかがいました。

S.Yさん(52歳)

2023年3月~4月 介護職員初任者研修(短期コース)/町田校
2023年5月 介護付き有料老人ホームに就職

記事の監修者:藤井寿和(介護福祉士)

百貨店勤務で培った高齢者とのコミュニケーション術

藤井:介護業界に転職する前は、どんな仕事をしていましたか?

S.Yさん: 高校卒業後、33年間百貨店の食料品売場で接客の仕事をしてきました。私の勤めていた百貨店は高級住宅街に程近く、富裕層のお客様が多かったんです。接客についてはしっかりした研修もあって、かなりしごかれました。年配のお客様もたくさんいらっしゃって、買い物ついでに私たちとのおしゃべりを楽しみに来店される方も多かったんですよ。

藤井:百貨店勤務時代にも高齢者と接することが多かったんですね。

S.Yさん: はい。それに百貨店勤務でも高齢者とコミュニケーションを取るだけでなく、体調を察する機会もあったんですよ。たとえば、毎日のように来店していたお客様がある日来られなくなって「どうされたのかな」と思っていたら、人づてに「入院したよ」と聞くこともあって、高齢の方は日頃元気そうでも急に体調を崩すことがあるんだと実感していました。その経験もあって、今の勤務先では「今日元気でも急変することもあり得るから注意しよう」という意識につながっていると思います。

百貨店の早期退職で介護業界へチャレンジ

藤井:33年も勤めた百貨店を辞め、介護に転職しようと思ったきっかけは何だったんでしょうか?

S.Yさん: 転職のきっかけは早期退職です。コロナ禍で客足が落ち、百貨店は昔ほど景気が良くなくて、社内で早期退職を募っていたんです。ある時、私も早期退職を打診されました。退職を受け入れなければまったく違う業界への出向もあり得ると聞きまして……。私は百貨店の仕事が好きで、プライドを持ってやってきたので、出向は考えられませんでした。それで気持ちの踏ん切りがつき、早期退職することにしたんです。

藤井:早期退職して、すぐに転職活動したんですか?

S.Yさん: 退職したときは次の仕事まで考えられなくて、少しゆっくりしようと思っていました。でも有給休暇を消化しているときに「のんびりしてる時間がもったいないな」と思い立ち、いろいろネットで検索したり、新聞の折り込みチラシを見たりして情報収集を始めたんです。そのときに介護の求人を見つけました。

藤井:ネットにはいろんな求人があったと思いますが、介護にピンときたのはなぜでしょうか?

S.Yさん: 実は10年ほど前、父を自宅介護したのちに看取ったんですが、そのとき訪問ヘルパーさんにとてもお世話になって、介護の資格のことが気にかかっていたのを思い出したんです。それで次は介護にしようと思い、どうやれば資格を取れるのか調べました。すると無資格でも介護職として採用してもらえるとわかりました。でも資格があるのとないのとでは、給料に差があることもわかったんです。そこで、資格を取ってから働こうと決め、カイゴジョブアカデミーの初任者研修に申し込みました。

藤井:S.Yさんは初任者研修を取得されたんですよね。研修はどうでしたか?

S.Yさん: カイゴジョブアカデミーの講師は、みなさん介護業界の経験豊富な方ばかりで、話を聞くのが楽しかったですね。実技が始まってからは講師に質問したり同期と助け合ったりして、なんとか全課程を終えました。

介護職では正社員として採用され、通勤時間も短縮

藤井:50代で介護業界に転職したわけですが、どんなところが介護業界の魅力だと感じますか?

S.Yさん: すぐに正社員になれるところですね。百貨店ではずっと正社員だったので、次も正社員でと考えていたんです。正社員とそれ以外では待遇がまったく違いますからね。この不況の時代にすぐに正社員として働ける業界は、そう多くはないんじゃないでしょうか。介護だと、すぐに正社員として採用してもらえるのがいいですよね。

藤井:就職先に有料老人ホームを選んだ理由は何ですか?

S.Yさん: 自宅に近かったからです。以前勤めていた百貨店は自宅から遠くて、通勤時間が1時間20分かかったんです。遠距離通勤はやっぱりしんどいですよね。今は通勤が楽です。介護業界にはいろいろな求人があるので、自宅に近い職場を選べるのがいいですよね。

藤井:介護というと、一般に「きつい」「重労働」というイメージがありますが、実際に働いてみてどうですか?

S.Yさん: まだ仕事を始めて2週間くらいですが、初めての業界なので、毎日目の前の業務に精一杯です。うまくいかないことも多いですが、一つ一つの介護技術を確実に身に付けていき、介護福祉士に向けて成長していきたいと思っています。

インタビューを終えて

百貨店販売員として30年以上ものキャリアがあるS.Yさん。インタビューの際の語り口調も明朗で、接客のスキルを感じました。介護職も対人サービスのひとつなので、接客業との相性もバッチリです。また、接客業で転職しようとすると正社員になるのは簡単ではありませんが、介護業界では正社員としての採用が多いため、接客業の経験がある人がセカンドキャリアを考える際、介護職を検討してみるのもおすすめです。

構成、執筆:秦 佐起代


「みんなの介護転職ストーリー」でご紹介している方々は、無資格・未経験から介護業界に挑戦したカイゴジョブアカデミーの卒業生です。皆さんが活用された「特待生キャンペーン」なら、自己負担なしで「介護職員初任者研修」の資格を取得でき、さらに介護職専門のキャリアアドバイザーによる就職先の紹介も受けられます。資格が1つあるだけで、給与や待遇がアップし、就職・転職時にも大変有利です。下記リンクからそれぞれ詳しく説明していますので、ぜひ参考にしてみてください。

>>自己負担なしで介護職員初任者研修を取得できる!「特待生キャンペーン」についてもっと見る

>>介護の最初の資格といえばコレ!「介護職員初任者研修」についてもっと見る

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この記事の監修者

藤井寿和


1978年 静岡県西伊豆生まれ。
18歳~24歳まで陸上自衛隊の救急隊員(衛生科)を経験し、 三宅島噴火に伴う災害派遣をきっかけに介護の仕事に転身。
医療法人で在宅医療に特化した介護を学び、介護施設の介護職員、生活相談員、管理者、事業部統括マネージャーに就任した後に、株式会社にて超都心型デイサービスの管理者を経験後、36歳で独立。
2015年に合同会社福祉クリエーションジャパンを設立。
介護福祉士現場コンサルタント、商品開発アドバイザー、講師業を経て、2017年、テレビ朝日の“スーパーJ チャンネル”にて自身への特集、密着取材が全国放映された経験から、介護業界の情報発信とスポットライトが当たる重要性に気づき、自主メディアの制作を志す。
介護専門誌のフリーペーパー発行人、編集長を歴任し、2021年9月にメディア事業へ注力する株式会社そーかいを設立し、代表取締役に就任、現在に至る。

・一般社団法人 日本アクティブコミュニティ協会 公認講師
・合同会社福祉クリエーションジャパン 代表
・株式会社そーかい 代表取締役
・ものがたりジャーナル 編集長
・NPO 16歳の仕事塾 社会人講師
・映画「ぬくもりの内側」プロモーションディレクター

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