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保険営業から介護職に転身!「あそこにお母さんがいる」職場と公園が近距離だからこその安心感!家族の距離も縮められた40代女性の決意

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初任者研修から踏み出した一歩

「みんなの介護転職ストーリー」、今回の主役はN.Yさんです。前職は生命保険会社での営業ウーマン。収入は“自分の頑張り次第”という、やりがいはあるけど厳しい世界で10年間活躍されてきました。幼い子どもたちを子育て中のお母さんとしては葛藤が多い仕事でしたが、初任者研修を取得し介護へ転職したことで心穏やかに子育てを楽しめるようになったというN.Yさんのお話は、同じように子育て中の方の参考になるのではないでしょうか。

N.Yさん(44歳)

2023年1~3月 初任者研修(短期コース)/西船橋校
2023年3月 小規模多機能型居宅介護に就職

記事の監修者:藤井寿和(介護福祉士)

浮き沈みの激しかった保険営業時代

藤井:専門学校を卒業されて働き出したときは、パティシエをされていたそうですね。

N.Yさん: 調理師免許を取得できる高校を卒業し、「毎日大好きなケーキを作れる!」と思いケーキ作りの専門学校に進学しました。その後パティシエになって、いくつかのお店で14年間経験を積み、仕事には結構満足していました。その後、34歳のときに結婚を機に退職しました。

(パティシエ時代)

藤井:パティシエは結婚後は続けにくい環境だったのですか?

N.Yさん: 出産する2か月前まで働いていたのですが、子どもに何かあってもすぐ休めるような仕事ではないので……。職場に迷惑がかかると思い、大好きな仕事でしたが出産直前に退職を決めました。その後、出産し、保険の地域担当だった女性に出会い、転職しました。

藤井:保険営業は、子育て中の女性にとって働きやすい環境だったのですか?

N.Yさん: 女性が多い職場でしたし子育て中の身にとっては働きやすかったと思います。

藤井:それで9年も続けられたのですね。お辞めになったのはどうしてですか?

N.Yさん: 営業は自分で1日の活動をしっかり決めて活動していきます。お客様一人ひとりに寄り添った対応、ご説明を心がけていきますが、良いときも悪いときもありました。今後はできるだけ浮き沈みの少ない、安定した仕事に就きたいと考えました。

(保険営業時代)

藤井:退職を考えたとき、なぜ介護に興味を持ったのですか?何かきっかけがあったのですか?

N.Yさん: 実は母が介護福祉士を持っていて、もう20年近く介護の仕事をしているんです。介護施設で働いたことがある知人もいて、色々アドバイスもくれたので介護業界で働くことにそれほど抵抗はありませんでした。

藤井:身近な方の体験談はとても参考になりますよね。介護への転職を考えるようになって、最初に何をされましたか?

N.Yさん: まずはスマホで介護の求人や資格を検索して、カイゴジョブアカデミーに問い合わせたところ、すぐに連絡をもらいました。担当の方に「いつ辞めるか迷っている」と相談したら、「11月頃から退職希望を伝えておいて、1月からのコースを今から仮登録しておきましょう。受講が終わる3月には有給がなくなるので、そのときに退職するスケジュールで進めましょう」と、とても具体的なスケジュールを提案してもらえました。

初任者研修で受講した実践的な介護技術が現場で即活用できた

藤井:前職を辞める前に、有給を使って先に学校に通われたということですね?

N.Yさん: はい。週3回学校に通って、週3回は保険の仕事を続けました。有給消化を考えるとちょうど良いスケジュールでした。特待生キャンペーンについても、ほかの大手のエージェントからは「夜勤ができないと社員にはなれない。社員になれなければ特待生制度は使えない」と言われましたが、カイゴジョブアカデミーでは「業界にいればパートでも制度は使えます」と言ってもらえました。キャッシュバックしてくれる学校もありましたが、金銭的にゆとりがなかったので、無料で初任者研修が受講できるカイゴジョブアカデミーの特待生キャンペーンが有難かったです。特待生キャンペーンが使えて、有給も消化できて、就職先も紹介してもらえて、「一石二鳥、いや、三鳥だ!」とトントン拍子で進みました。

藤井:受講中のことで印象深かったことはどんなことですか?

N.Yさん: 少人数のクラスで、みんな仲良くなりました。毎回先生が違うので、「こんな仕事があります。こんな施設があります」といろいろな現場の具体的なお話を聞かせてくれて、ためになりました。

藤井:学んだことで、現場で役に立っていることはありますか?

N.Yさん: 実技で教えてもらった具体的なポイントですね。例えば、身体に麻痺がある人の着替え。授業のときは利用者役はクラスメートがやるので動けてしまうけど、実際の現場では身体が固まっているので教科書通りにはいきません。「前のジッパーを下まで下げれば脱がせやすい」とか、「体格のいい人の移乗は、少し〝く〟の字に体を曲げて」とか……。現場に出てから「ああ、先生はこういうことを言ってたんだ」と、腹に落ちる感覚がありました。腰を痛めていた時も、「腰を低くして横にズレる」という講義で学んだボディメカニクスを駆使してなんとか事なきを得ました。

藤井:早速役に立ったのですね。就職先を探すポイントはどんなことでしたか?

N.Yさん: とにかく家に近いことです。小2と小4と2人の子どもがいるので、何かあったら駆けつけることができる近さを重視しました。カイゴジョブアカデミーのキャリアアドバイザーさんにLINEで求人を探すことから履歴書の書き方まで、丁寧に教えてもらいました。面接のアポまで取ってもらえたので、本当に転職活動がやりやすかったです。

藤井:この転職活動で印象に残っていることはありますか?

N.Yさん: パティシエの頃も自分の腕を磨くために転職しましたが、介護も似ている気がします。介護技術を色々と学んでいき、身に付いたら、また別の職場で働くこともできますよね。

「あそこにお母さんがいる」安心感が生まれ、親子関係も好転!

藤井:実際に介護現場で働き始めて、どうですか?

N.Yさん: 今の職場では日中3人で働いています。私は9人の利用者さんを担当していますが、1人で9人見るわけではなく、1日の流れのなかで、利用者さんの衣食住のお世話をみんなで一緒にやる感じです。保険営業のときは一人で考えて一人で動いていましたが、今は一人じゃない安心感があります。2か月経って仕事も慣れてきたところですが、介助していると先輩に「何から何まで全部手伝ってしまうと、利用者さんは自分で何もできなくなるよ」と言われて、やりすぎもダメなんだとわかってきました。できることはやっていただきながら、みなさんが楽しく過ごせていけるように考えていく仕事は、私に合っていると思います。

ある1週間のスケジュール

藤井:心が穏やかになれたのは何よりですね。前職の経験は活かされていますか?

N.Yさん: 保険のとき、訪問先のお客様が高齢だと色々お手伝いすることも多かったんです。でも会社には「それはいいことだけど、自分のこと(営業)やってね」と言われていました。「お世話することが仕事だったらいいのに」と思ったぐらいです。いまはそういうことに囚われず、仕事としてお世話ができるので伸び伸びとやっています。みなさん、「ありがとう」とか「大丈夫?」って、やさしい言葉をかけてくれます。

藤井:N.Yさんも精神面で楽になって、ご利用者さんもN.Yさんの明るさに助けられて、適職でしたね。収入面ではどう感じていますか?

N.Yさん: 今はパートで残業なし、休みは月9日。わかってはいましたが、お給料はまだそれほど多くはないので、スキマ時間に介護の短期バイトをしてみたいと思っています。収入面だけでなく、いまの施設では担当は9人だけなので、ほかの施設で幅広い実務経験をしてみたいという気持ちもあります。

藤井:現場で何か困ったことがあったとき、相談できる人はいますか?

N.Yさん: 少人数の職場なので、わからないことはすぐに相談できます。最初の1ヶ月くらいは、わからないことがあったらカイゴジョブアカデミーの「入社後サポート*」の担当者の方に聞きました。例えば「車椅子のやり方がわからない」と相談すれば、「じゃあ、この動画みたらいいですよ」とすぐに返事をくれました。サポート期間は1か月でしたが、できるものなら、その担当の方とはずっとお友達でいたいくらい助かりました。

*入社後サポート:カイゴジョブアカデミー独自のサービス。就業後30日間、専属のベテラン介護職員にLINEで悩みを相談できる。特待生キャンペーンを利用した人は全員無料で利用可能。

藤井:介護職に転職されてから、お子さんとの距離感に変化はありましたか?

N.Yさん: 子どもが遊んでいる公園も職場から近くて、「もし何かあっても、あそこにお母さんがいる」と、私の居場所を子どもたちが知っているので安心感がありますね。

ある日の仕事内容
ある日の仕事内容

藤井:親子関係はお母さんの職業や働き方に大きく影響を受けるものですね。あらためて、介護職のお勧めポイントは何でしょうか?

N.Yさん: まず自分の都合に合わせて、いろいろな種類の働き場所があることですね。自由度の高い訪問介護という働き方もありますし。私の場合、今は夜勤ができないので正社員にはなれないのですが、パートなりに自分のやりたいことを見つけています。また介護職を一度でも経験しておけば、何年かブランクがあってもまた戻れるのも良いですよね。保険営業は頑張らないとどんどん落ちていきますが、介護は逆で、実務者、介護福祉士とキャリアアップできて、給料はどんどん上がっていきますよね。

藤井:これから何かチャレンジしたいことはありますか?

N.Yさん: 実務者研修を受講して、3年後には介護福祉士を取るのが目標です。いまの職場ではレクリエーションがあまりないので、レクの知識を増やして、もっと利用者さんと積極的にコミュニケーションを取っていきたいですね。それと、いまお世話をしている90歳過ぎの利用者さんたちが、この先、ターミナルケアに近くなってきます。保険の仕事をしていた頃は、死亡給付金の手続きで若い人の死にも直面しましたが、人生を生き抜いてきた方々の最期のお世話を、悔いなくできたらいいなと思っています。

インタビューを終えて

「明るく元気なお母さん」という印象のN.Yさんは、保険営業でもお客様に信頼される存在だったと想像します。だからこそ、なかなか転職に踏み切れなかったところ、カイゴジョブアカデミーのキャリアアドバイザーに相談して、実現可能なスケジュールをアドバイスしてもらい、スムーズな転職ができました。オンとオフがはっきりしている介護の仕事は、家庭や子育てを大切にしたい女性向きですね。介護職は選択肢も多いので、N.Yさんのように「やりたいこと」が次々浮かび、自分の将来を前向きに考えられる業界でもあります。

構成、執筆:秦 佐起代


「みんなの介護転職ストーリー」でご紹介している方々は、無資格・未経験から介護業界に挑戦したカイゴジョブアカデミーの卒業生です。皆さんが活用された「特待生キャンペーン」なら、自己負担なしで「介護職員初任者研修」の資格を取得でき、さらに介護職専門のキャリアアドバイザーによる就職先の紹介も受けられます。資格が1つあるだけで、給与や待遇がアップし、就職・転職時にも大変有利です。下記リンクからそれぞれ詳しく説明していますので、ぜひ参考にしてみてください。

>>自己負担なしで介護職員初任者研修を取得できる!「特待生キャンペーン」についてもっと見る

>>介護の最初の資格といえばコレ!「介護職員初任者研修」についてもっと見る

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この記事の監修者

藤井寿和


1978年 静岡県西伊豆生まれ。
18歳~24歳まで陸上自衛隊の救急隊員(衛生科)を経験し、 三宅島噴火に伴う災害派遣をきっかけに介護の仕事に転身。
医療法人で在宅医療に特化した介護を学び、介護施設の介護職員、生活相談員、管理者、事業部統括マネージャーに就任した後に、株式会社にて超都心型デイサービスの管理者を経験後、36歳で独立。
2015年に合同会社福祉クリエーションジャパンを設立。
介護福祉士現場コンサルタント、商品開発アドバイザー、講師業を経て、2017年、テレビ朝日の“スーパーJ チャンネル”にて自身への特集、密着取材が全国放映された経験から、介護業界の情報発信とスポットライトが当たる重要性に気づき、自主メディアの制作を志す。
介護専門誌のフリーペーパー発行人、編集長を歴任し、2021年9月にメディア事業へ注力する株式会社そーかいを設立し、代表取締役に就任、現在に至る。

・一般社団法人 日本アクティブコミュニティ協会 公認講師
・合同会社福祉クリエーションジャパン 代表
・株式会社そーかい 代表取締役
・ものがたりジャーナル 編集長
・NPO 16歳の仕事塾 社会人講師
・映画「ぬくもりの内側」プロモーションディレクター

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