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週3日勤務、直行直帰も可能な訪問介護は「子育て中の人にこそ向いている」!自由度の高い働き方で子育てと仕事のワークライフバランスを実現!

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初任者研修から踏み出した一歩

「みんなの介護転職ストーリー」、今回の主役は桒原(くわはら)優さんです。「ちょうど明日から勤務です」というタイミングでのインタビューでした。お二人のお子さんの子育てが一段落して、10年間の専業主婦を経て初任者研修を取得、介護職として再就職へ。「これからやりたいことは介護」と決意し、主婦業・母親業と無理なく両立できそうなサービス形態として、桒原さんが選んだのは「訪問介護」でした。

桒原 優さん(40歳)

2023年1~3月 初任者研修(短期コース)/新宿校
2023年4月 訪問介護事業所に就職

記事の監修者:藤井寿和(介護福祉士)

40歳の節目。「親離れ子離れ」のタイミングで

藤井:専業主婦としてご家庭に入られる前は、どんなお仕事をされていたのですか?

桒原さん: 大学卒業後の約6年間、大手生命保険会社で法人営業をしていました。一人一人にカウンセリングをして、その人にとってどんなことが心配なのかを考えて、その心配をカバーできる保険商品を提案していました。産休・育休後にテレアポの仕事などに復帰した時期もありましたが、子育てが忙しくなったので仕事から退いていました。


藤井:2人目のお子さんを出産されてからは、専業主婦として子育てに専念されてきたわけですね。

桒原さん: 子どもに寂しい思いをさせるのは嫌だったし、将来自分が働き始めたときも「子育てはしっかりやった!」と、後悔をしたくなかったので、10年間子育てに専念しました。子どもも大きくなってきたので、そろそろ仕事を始められるかなと思いました。

藤井:再就職先に「介護」を選んだ理由は何でしょうか?

桒原さん: 介護は昔から気になっていました。というのも、実家で一緒に暮らしていた祖母や父親が寝たきりになったとき、知識もなく何もしてあげられられませんでした。介護への興味は、そんな後悔から生まれた気持ちなんです。
感情的な理由だけでなく、国家資格もある仕事なので将来もずっと続けられるというのも魅力です。保険会社を辞めてからもずっと興味はありましたが、「自分にできるのかな」と心配で、一歩踏み出すことができませんでした。

藤井:一歩踏み出せたのは、何かきっかけがあったのですか?

桒原さん: 上の息子が中学生、下の娘が小学4年生になって、「親離れ子離れ」の時期に来たことでしょうか。娘は甘えん坊で「お母さん、どこにも行かないで」というタイプ。でも、小4なら逆に働いている母親の姿を見せたほうが親離れにプラスになるのではないかと思いました。コロナ禍の最中では仕事に出るのも考えられませんでしたが、コロナが収まりつつあったのも一因ですね。

藤井:仕事を再開するにあたって、前職に近い保険業界などの選択肢はなかったのですか?

桒原さん: 保険会社で営業をどっぷりやっていたので、そういう仕事はやりきった感がありました。営業は時間も拘束されるので、週3日でスタートできる介護の仕事は魅力的でしたね。パートに出るのは考えてなくて、「ちゃんと勉強して資格を取って頑張れる何か」というと、介護以外にはやりたいと思いませんでした。

藤井:介護の資格を取ると決めて、まず何をされましたか?

桒原さん: ネットで「介護」と検索したら、アンケートに答えて一括でスクール資料をもらえるサイトがあったので申し込みました。その後、すぐに電話をもらったのがカイゴジョブアカデミーでした。自分が1年ぐらいかけてやろうと思っていたことを、あれよあれよという間に1~2か月でできてしまいました(笑)。

担当者がいなかったら、登録だけで終わっていたかも

藤井:「あれよあれよという間」というのは、そのスピード感がマイナスだったのか、プラスだったのかどちらでしょうか?

桒原さん: もちろんプラスです。カイゴジョブアカデミーからの連絡がなかったら、もっとゆっくりのペースで、今頃まだ学校にも通ってなかったかもしれません。登録だけで終わっていたかも……。私は資格のために勉強することは嫌いではないし、機会があったら就職したいと思っていましたが、こんなに短期で資格が取れるなんて知りませんでした。「知らないから動き出せない」ということが世の中にはいっぱいあるのだとわかりました。

藤井:いくつかのスクールのなかからカイゴジョブアカデミーに決めたのは、何が良かったのでしょうか?

桒原さん: いろいろ電話がありましたが、カイゴジョブアカデミーが一番早かったですね。ほかのスクールからも電話がありましたが、「この学校はどうですか?」「この職場はどうですか?」という内容で、「営業をされている」という感じでした。
カイゴジョブアカデミーではお仕事紹介をしてくれる担当者であるキャリアアドバイザーとやり取りをしていたのですが、「就職活動をしながら資格の学校に通って、通学しながら就職先を決めて、試験に合格したら就職しましょう」と時系列で道筋を立てて教えてくれました。そこで初めて「私がやりたかったことは、こんなに短い期間で実現できるんだ!」とわかりました。


藤井:先に学んで資格を取るか、先に就職するか、それとも働きながら資格を取るか。順番はどのように考えていましたか?

桒原さん: 介護の資格については以前から知っていました。今回の就職では、パートで働くのではなく、ちゃんと資格を取ってから働きたいと決めていたので先に学校に通いました。

藤井:久しぶりの通学はいかがでしたか?

桒原さん: これまでは同世代としか学べませんでしたが、今回のクラスメートは高校生から70代の方までいて、バックグラウンドがそれぞれ違います。例えば、70代の方は「自分の両親をちゃんと看取れなかった」、看護師さんは「看護してみて介護に興味をもった。介護士をしてみたい」、ある高校生は「ゆくゆくは自分の両親の介護をすると思って学びに来た」とか……。いろいろな世代の考え方やそれぞれの思いを知り、みんなで支えあって、「戦友」のように仲良く学べました。毎日学校へ行くのが楽しみでしたね。

藤井:初任者研修の受講者の年齢層は幅広いですからね。日常ではなかなか接点がもてないような年齢の方とも交流できて、刺激を受けますよね。

桒原さん: この何年かは子どものため、家族のために時間を使っていたので、自分のために時間を使うなんてほぼなかったです。自分の学びたいものを自分から学びに行くのがこんなに楽しいなんて! 同じ目標に向かって切磋琢磨できる仲間ができて本当に良かったです。

藤井:印象に残っている授業はありますか?

桒原さん: 自分がもっていた介護のイメージは、例えば訪問介護なら、家事のお手伝いや入浴介助など「お手伝いに行く」というイメージでした。有資格者はプロフェッショナルな部分はあるのでしょうけど、何がプロフェッショナルなのかわかりませんでした。でも、授業で「ICF(国際生活機能分類)」を学んで、できないことをお世話するのではなく、できることに目をつけて、QOL(生活の質)の向上を目指して、日々の生活を楽しめるようにする。それがプロフェッショナルの仕事だとわかりました。

藤井:介護の技術だけでなく、介護の基本となる考え方ですね。

桒原さん: その考え方を知っているのと知らないのでは行動が変わります。子育てに似ていますよね。できることに目を向けて、その力で何ができるのだろうと工夫する。「それがこの仕事の面白いところだよ」と先生方に教えていただきました。寝たきりではなくて、今よりもっともっと楽しい生活ができるように考えながらお世話をしていきたいと思います。

子育て中の人にこそ向いている、自由度の高い訪問介護

藤井:就職先についてはどのように決めましたか?

桒原さん: 私が面接したのは、老健(介護老人保健施設)と訪問介護の会社でした。老健は要介護度の高い方から低い方までいろいろな利用者さんがいて幅広く学べるのですが、私が今やりたいのは、「一人一人の利用者さんに向き合うこと」。なので、訪問介護を選びました。大きな施設での仕事は訪問介護で経験を積んでからですね。就職先を選ぶときにもキャリアアドバイザーがフレンドリーにご自身の経験も話してくれて、面接の不安も親身になって相談にのってくれました。「こんなにしてくれていいの?」と思うぐらいでした。


藤井:桒原さんのようにまだ子育て中の方にとって、訪問介護ヘルパーとして働くことのお勧めポイントはどんなことですか?

桒原さん: 私の場合、週3日勤務で、家から自転車で動ける範囲内。直行直帰もOKなのでとても自由度が高いのがありがたいです。家のことでちょっとだけ抜けたいときも、すぐに駆け付けることができます。無理をせずに、自分の働ける時間だけ働けるので、育児中の方や主婦には向いている仕事だと思います。

藤井:この就職について、ご家族の反応はどうですか?

桒原さん: 「ママ働くんだよ」と言っても、子どもたちは「ふ~ん」と言うだけで、まだ介護と言ってもよくわかっていないでしょうね。主人はプログラマーで自宅でも仕事ができるのですが、「週3日で働きやすそうだね」と言っています。むしろ、両親が「大変なんじゃない?」と心配してくれています。

藤井:明日から実際に働き始めるわけですが、今描いている将来像はありますか?

桒原さん: まずは今の会社でしっかり学んで、実務者研修を取って、3年後には介護福祉士を取りたいです。介護施設にはグループホームや障がい者施設などいろいろあると聞いているので、選択肢がたくさんあって飽きることなく続けていけそうです。「介護で働きたい」という気持ちが実現したのは、本当にカイゴジョブアカデミーのキャリアアドバイザーのおかげです。「がんばってくださいね」といつも応援してくれて、まるでチームで転職活動していたようでした。

インタビューを終えて

子育て期に専業主婦として家庭に入り、子育てが一段落して再就職するとき、まだまだ家庭が気にかかります。介護業界は勤務時間などを考えるとハードルが高く感じるかもしれませんが、「訪問介護」という時間的自由度が高い働き方は主婦向けとも言えます。桒原さんはカイゴジョブアカデミーのキャリアアドバイザーのアドバイスで「1年ぐらいかかると思っていたことが1~2か月で実現できた」とのことでしたが、一人であれこれ考えるより、要望を伝えて、「自分一人では知り得なかった情報」を教えてもらうが転職の〝近道〟ですね。

構成、執筆:谷口のりこ


「みんなの介護転職ストーリー」でご紹介している方々は、無資格・未経験から介護業界に挑戦したカイゴジョブアカデミーの卒業生です。皆さんが活用された「特待生キャンペーン」なら、自己負担なしで「介護職員初任者研修」の資格を取得でき、さらに介護職専門のキャリアアドバイザーによる就職先の紹介も受けられます。資格が1つあるだけで、給与や待遇がアップし、就職・転職時にも大変有利です。下記リンクからそれぞれ詳しく説明していますので、ぜひ参考にしてみてください。

>>自己負担なしで介護職員初任者研修を取得できる!「特待生キャンペーン」についてもっと見る

>>介護の最初の資格といえばコレ!「介護職員初任者研修」についてもっと見る

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この記事の監修者

藤井寿和


1978年 静岡県西伊豆生まれ。
18歳~24歳まで陸上自衛隊の救急隊員(衛生科)を経験し、 三宅島噴火に伴う災害派遣をきっかけに介護の仕事に転身。
医療法人で在宅医療に特化した介護を学び、介護施設の介護職員、生活相談員、管理者、事業部統括マネージャーに就任した後に、株式会社にて超都心型デイサービスの管理者を経験後、36歳で独立。
2015年に合同会社福祉クリエーションジャパンを設立。
介護福祉士現場コンサルタント、商品開発アドバイザー、講師業を経て、2017年、テレビ朝日の“スーパーJ チャンネル”にて自身への特集、密着取材が全国放映された経験から、介護業界の情報発信とスポットライトが当たる重要性に気づき、自主メディアの制作を志す。
介護専門誌のフリーペーパー発行人、編集長を歴任し、2021年9月にメディア事業へ注力する株式会社そーかいを設立し、代表取締役に就任、現在に至る。

・一般社団法人 日本アクティブコミュニティ協会 公認講師
・合同会社福祉クリエーションジャパン 代表
・株式会社そーかい 代表取締役
・ものがたりジャーナル 編集長
・NPO 16歳の仕事塾 社会人講師
・映画「ぬくもりの内側」プロモーションディレクター

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