介護職員初任者研修や介護福祉士実務者研修
介護の資格取得ならカイゴジョブアカデミー

  1. TOP
  2. みんなの介護転職ストーリー
  3. 「残業なし、ボーナスありの仕事に就けた」─職場に恵まれず、やりたいこともなかった20代女性が辿り着いた介護の仕事

「残業なし、ボーナスありの仕事に就けた」─職場に恵まれず、やりたいこともなかった20代女性が辿り着いた介護の仕事

更新日:

初任者研修から踏み出した一歩

「みんなの介護転職ストーリー」、今回の主役は大出葉月さんです。高校卒業後、意気揚々と船出した社会人生活でしたが、職場の人間関係に恵まれず不本意にも何度かの転職を経験。人と話すことが好きな明るい大出さんなのに、20代序盤にして「これからの人生どうしよう」と暗澹たる迷い道へ……。そんなときにカイゴジョブアカデミーに出会い初任者研修を取得、ようやく理想的な職場を見つけ、本来の明るさと若さを発揮して、最近では「笑顔で仕事をしている自分」に気づけたそうです。

大出 葉月さん(22歳)

2022年11~1月 初任者研修 短期コース/北千住校
2023年3月 総合病院に看護助手として就職

記事の監修者:藤井寿和(介護福祉士)

このままじゃダメだ……。ずっと働ける職場を探したい

藤井:何度か転職をされていますが、定着できる働きやすい職場に巡り合うのはなかなか難しいことですよね。

大出さん: 最初に就職したエステサロンは、当初は「ない」と聞いていたノルマや商品の販売があったことと、通勤時間がかかり過ぎて、お仕事は楽しかったけど半年ほどで退職しました。その後、アパレル関係のアルバイトをしましたが、コロナ禍でお客様も減り、あまりシフトに入れなくなって金銭的にきつくなって辞めました。それからもアルバイトで生活していたのですが、「ずっとアルバイトのままで良いのかな」という思いがあって、いつか正社員として働きたいという思いがありました。

藤井:コロナもありましたし、働きたくても働けない焦りもあったでしょうね。

大出さん: 正社員の就職先がなかなか見つからなくて、結局、母が勤務している歯科医院に歯科助手のアルバイトとして入りました。この歯科の経験を活かして、正社員登用を前提に別の歯科へ転職したのですがここもなかなか大変で……。定時に帰れなかったり人間関係にも悩まされたりする環境で、メンタル的にやられてしまい、試用期間終了のタイミングで退職しました。

藤井:職場の人間関係は、働いてみないとわからないですからね。

大出さん: 辞めてからの職探しは本当に大変でした。アルバイトなら簡単に見つかっても、正社員の求人がないんです。周りの友達は正社員として働いてボーナスをもらっているのに、わたしは一度ももらったことがなくて……。やりたいこともなくて、本当に「これからの人生どうしよう」という感じでした。

藤井:やりたいことが見つからないのは一番つらいですね。

大出さん: それで、どうせだったら姉の背中を追いかけてみるのもいいかなと思いました。姉は看護師の学校に行って、今年国家資格に合格したんです。それで私も看護師目指してみようと思ったんですが、父に「いままで中途半端だったのに、看護学校なんかちゃんと行けるのか。まず、介護の学校へ行って、介護の資格から取ったらどうだ」と提案されました。


藤井:お父さんから「介護」というワードを聞いて、どう思いましたか?

大出さん: 友達が介護職で3年以上働いていて、話も聞いていましたが、そのときは「私が介護職?」と思いました。おじいちゃんやおばあちゃんのオムツ交換をしたり、病気の世話をしたり、「自分にはできないだろう」「向いてないのでは」と思いました。姉からは「勉強大変だから、葉月には絶対にできないよ」と言われて、自信もなくて……。

藤井:それでもカイゴジョブアカデミーの初任者研修に申し込んだのは、どんなきっかけからでしたか?

大出さん: だんだん考え方が変わっていったんです。元々おじいちゃん、おばあちゃんが苦手ではないし、そのお世話をしてお金をもらえるのだったらやってみようって。父からも「介護の資格が取れる学校があるから行ってみなよ。受講費も用意するから」と言われ、自分でいろいろ調べてみました。そこで、カイゴジョブアカデミーを見つけて、特待生キャンペーンを使えば受講料無料で資格が取れるとわかったんです。

藤井:それで申込みをしたんですね。

大出さん: 父は「タダで資格が取れるなんて、詐欺じゃないのか?」なんて疑ってました(笑)。実は私も半信半疑だったんですが、とりあえず申し込んでみたんです。そしたら申し込んだ数分後にキャリアアドバイザーさんから電話がかかってきて、まずそのあまりの早さにびっくりしました。でも、今思えばあの電話に出て本当によかったと思ってます!

藤井:というと?

大出さん: ずっと、楽しく長く働ける職場を求めていたのに、これまでずっと上手くいかなかったことなどをキャリアアドバイザーさんに話していたら、泣けてきてしまって……。そしたらキャリアアドバイザーさんが「大丈夫です!一緒にお仕事探しましょうね!」と言ってくれて、それがすごく心強くて。「この人になら任せたい。この人とやっていこう!」と思えました。それからじっくりお話を聞いて、内容をメモしてそれを父に見せたらちゃんと納得してくれました。

初めて「ボーナスをもらえる仕事」に就けた!

藤井:介護業界に足を踏み入れるにあたって、資格と就職とどちらを先にお考えでしたか?

大出さん: 私はやりたいと思ったらすぐに行動したいタイプだし、すぐに働きたかったので初任者研修の「短期コース」に申し込みました。資格をもっていたほうが就職しやすいだろうと思ったからです。結果的にも先に資格を取っておいて良かったです。就職してからいちいち教えてもらわなくて済みますし、先に実技や専門用語なども学んでいるので現場のこともすっと身に付きます。8月には今の職場で実務者研修も取れることになっています。

藤井:カイゴジョブアカデミーの講座を受けてみてどうでしたか?

大出さん: 最初はすごく不安でした。どんな人たちがいるのかなとか、授業についていけるかなとか。でも、短期コースだったので13人のクラスメートと頻繁に顔を合わせて、友達もできたし楽しかったです。座学よりも実技が楽しくて、年齢を問わずお互いに協力したり、意見を出し合ったりもできました。「〇〇さんは患者さんの役ね」と現場を再現するロールプレイも楽しかったです。

藤井:授業で学んだことで、すぐに現場で役立ったことはありますか?

大出さん: オムツ交換や体交(体位交換)や手足浴ですね。手足浴では、ペットボトルを使う方法など、習ったことをすぐに現場で活かせました。体交のコツも役立っています。

藤井:就職活動でポイントとしたことは何でしたか?

大出さん: お給料は良いけどボーナスが出ないところと、お給料はそこそこだけどボーナスが出るところで迷っていましたが、私はボーナスというものをもらったことがないので、ボーナスが出るところに魅力を感じました。「ボーナスが出るから頑張ろうと思える」という周囲の声も聞きましたし。「ボーナスがあって、家から近い」という条件を満たすところをキャリアアドバイザーさんに紹介していただき、病院と介護施設が残ったのですが、最終的に今の病院に決めました。

藤井:どちらも条件が同じだったのに、病院のほうに決めた理由は何ですか?

大出さん: 病院は広くてキレイで、食堂もある。制服はかっこいいし、職場で洗濯もしてもらえます。病院勤めというのはかっこいいイメージがあるし……(笑)。それに組織が大きいので人が多くて同年代もたくさんいるし、運動部もあって、そこで働いたら楽しそうだなってイメージできたのが決め手です!

ある1週間のスケジュール
ある1週間のスケジュール

藤井:それは確かに楽しそうですね!キャリアアドバイザーの対応はいかがでしたか?

大出さん: キャリアアドバイザーさんは電話とかもいつもこちらの都合に合わせてくれて、とても助かりました。女性の方だったのもあり話しやすく、それに家族以上に親身になって相談にのってくれて、職場探しのときもそれぞれのメリット・デメリットをしっかり教えてくれるので、とても信用できました。転職先に面接に行った時、駐車場がわからなくて電話したら、近くの駐車場を探してくれて本当に助かりました。カイゴジョブアカデミーに出会えて、本当に良かったです。

最近、仕事をしながら笑っている自分がいる

お仕事の流れ
お仕事の流れ

藤井:病院で働きだして1ヶ月ほど経ちましたが、職場の雰囲気などはいかがですか?

大出さん: 私がいる病棟はみんな明るくて仲良しなんです。介護士と看護師も上下関係がなくていつも助け合えていて、とてもいい雰囲気です。残業もなくて定時に帰ることができていますし、仕事も楽しくて毎日充実しているなと感じています。

藤井:それは何よりです。これまでしてきたお仕事と比べると、働きやすさや仕事に対する意欲などは変わりましたか?

大出さん: 今は、心に余裕ができました。わからないことや、困ったことがあっても相談できる先輩もいます。ちょっとしたミスなら「次は気を付けてね」とみんなで笑い合えるような、いい雰囲気です。「最近、仕事をしながら自分が笑っていることが多いなぁ」と気付きました。それに何より、患者さんとお話するのが楽しくて!おむつ交換一つとっても「ありがとう」と言ってもらえるし、認知症の方でも「ありがとう」って言ってくれるんです。お話ができない方でもジェスチャーで意思疎通ができたりして、ささやかなことですがそういうところでやりがいを感じています。

藤井:職場の雰囲気の良さが伝わってきますね。大出さんのような若い世代の方々にもっと介護職に興味を持っていただきたいのですが、どんなアピールポイントがあると思いますか?

大出さん: 介護職は一生やっていける仕事だと思うし、専門職なので手に職を付けられます。全国どこに行っても仕事ができるのも強みですよね。介護の資格を持っていれば、この先ずっと就職に困ることはないと安心できます。

藤井:これから挑戦してみたいことはありますか?

大出さん: 最近入浴介助に入るようになったのですが、まずはこれをスムーズにできるようになりたいです。あと8月に実務者研修があるので合格することですかね。当初目指していた看護師は、まだどうなるかわかりません。ただ仕事が楽しくて十分やりがいを感じているので、「このまま介護職として頑張っていこうかな」と思えてくる気がしています。

インタビューを終えて

職場環境に恵まれず、正社員への道のりが閉ざされていたお話を聞いて胸が詰まりましたが、病院勤務の充実した日々のお話を聞いて、本当に嬉しくなりました。介護職や選んだ職場がその人にピッタリ合うと、同じ人でもこんなに明るく歩み出せるのかと、「転職成功」の重要性をつくづく感じました。カイゴジョブアカデミーのキャリアアドバイザーとの厚い信頼関係もきっと理由の1つだったのでしょう。警戒心を解いて向き合ってみたら、きっと親身になってくれる心強いパートナーを得られますね。

構成、執筆:谷口のりこ


「みんなの介護転職ストーリー」でご紹介している方々は、無資格・未経験から介護業界に挑戦したカイゴジョブアカデミーの卒業生です。皆さんが活用された「特待生キャンペーン」なら、自己負担なしで「介護職員初任者研修」の資格を取得でき、さらに介護職専門のキャリアアドバイザーによる就職先の紹介も受けられます。資格が1つあるだけで、給与や待遇がアップし、就職・転職時にも大変有利です。下記リンクからそれぞれ詳しく説明していますので、ぜひ参考にしてみてください。

>>自己負担なしで介護職員初任者研修を取得できる!「特待生キャンペーン」についてもっと見る

>>介護の最初の資格といえばコレ!「介護職員初任者研修」についてもっと見る

この記事の監修者

藤井寿和


1978年 静岡県西伊豆生まれ。
18歳~24歳まで陸上自衛隊の救急隊員(衛生科)を経験し、 三宅島噴火に伴う災害派遣をきっかけに介護の仕事に転身。
医療法人で在宅医療に特化した介護を学び、介護施設の介護職員、生活相談員、管理者、事業部統括マネージャーに就任した後に、株式会社にて超都心型デイサービスの管理者を経験後、36歳で独立。
2015年に合同会社福祉クリエーションジャパンを設立。
介護福祉士現場コンサルタント、商品開発アドバイザー、講師業を経て、2017年、テレビ朝日の“スーパーJ チャンネル”にて自身への特集、密着取材が全国放映された経験から、介護業界の情報発信とスポットライトが当たる重要性に気づき、自主メディアの制作を志す。
介護専門誌のフリーペーパー発行人、編集長を歴任し、2021年9月にメディア事業へ注力する株式会社そーかいを設立し、代表取締役に就任、現在に至る。

・一般社団法人 日本アクティブコミュニティ協会 公認講師
・合同会社福祉クリエーションジャパン 代表
・株式会社そーかい 代表取締役
・ものがたりジャーナル 編集長
・NPO 16歳の仕事塾 社会人講師
・映画「ぬくもりの内側」プロモーションディレクター

初任者研修を受講するなら
カイゴジョブアカデミー
受講料
31,900円 〜
(税込・テキスト代込)
※都道府県によって価格が異なります
約1 ~ 4ヵ月
通信 + 通学
講座日程を探す
\ 初任者研修を取って、就職・転職したい方へ /

初任者研修の費用を当社が実費負担
介護職デビューキャンペーン

キャンペーンの詳細を確認する

人気記事

長期出張とホテル住まいの生活から、対人援助の介護職へキャリア転換!第二新卒はストレスから解放され、仕事に前向きになれた

「コロナ禍でエッセンシャルワーカーへのリスペクトが生まれた」接客と介護職の共通項に気づき、新たなチャレンジに挑む40歳男性の胸中

職人の世界から「人のためになる仕事」を求めて介護業界へ!「看取りまでしっかり向き合いたい」Z世代の新たなるチャレンジ

一夜にして転機が訪れ介護職への転職を決断!人と接することが好きな男性の介護職としての「これから」

新着記事

転職先は訪問介護一択!迷いを切り捨て介護の世界へ。安定雇用で収入もアップ!

失敗はしたくないから本音で勝負!安定した職場を求めて介護業界にチャレンジ

祖母の介護に役立てず悔しい思いも。介護を学びその奥深さに気づいた男性の胸中

周囲の反対を押し切り、還暦で介護の世界へ!「セカンドキャリアは人の役に立つ仕事がしたい」

みんなの介護転職ストーリーを
もっと見る